ガラスコーティングの効果プロが徹底解説

ガラスコーティングの効果

ガラスコーティングには様々な効果が得られます。まずは、ガラスコーティングで得られる効果についてお伝えしていきます。

傷が復元する効果が得られる

傷が復元する効果って何?と思うかもしれませんが、最新のコーティングは塗装面に付着した微細な小傷が熱で消えるという画期的なガラスコーティングが存在します。えっ!ほんと??と思うかもしれませんが事実です。車の塗装面は非常にデリケートで洗車するだけでも細かい傷が付着しますよね?

スクラッチキズ

このような傷に悩まされるオーナーさんって多いんじゃないでしょうか?
いくら気を付けていても傷がついてしまいますが、傷が消える効果が得られるコーティングをすることでそんな悩みが解消されます。
※全ての傷が消える訳ではありません。

上記動画は傷が消えるコーティングを施工した動画です。塗装面に付着した微細な小傷が熱で消える驚きの効果を発揮します。

耐擦り効果が得られる

続いては傷がつきづらくなる効果についてご紹介します。どんなに硬いコーティングを施工しても塗装面には細かい傷がついてしまいますが、傷が付着しづらいコーティングがあります。

ガラスコーティングには鉛筆硬度という硬さを表記しています。

ガラスコーティングの中で最も硬いコーティングは鉛筆硬度9Hと最高被膜硬度を実現させます。
このコーティングを行うことでスクラッチ傷が入りづらくなる効果も得られます。

上記、はガラスコーティングを10層塗り重ねた動画です。
1層ではここまでの効果は得られませんが、重ね塗りするごとに傷が入りづらくなります。

防汚性効果が得られる

続いての効果は防汚性が得られるという事です。ガラスコーティングは耐絶縁性と言われる効果が得られるため、埃や汚れが付着しづらくなります。
また、雨で汚れが付着しても洗車で簡単に落とせるようになるため、普段の洗車が楽になります。

ガラスコーティングの防汚性効果

洗車が好きな方にはたまらない効果と言えるでしょう。また、ホイールなどにガラスコーティングをしても同じことが言えます。

上記の動画はホイールにガラスコーティングを施工後、高圧ガンの水圧でどれだけ汚れが落ちるのか検証した動画です。高圧ガンの水圧だけでもブレーキダストが簡単に落とせるようになります。

光沢が向上する効果がある

ガラスコーティングをした車は光沢が向上する効果が得られます。光沢が向上するとは、輝きが増すという事です。車の塗装面にコーティング被膜を形成させることで新車以上の輝きを実現するのもガラスコーティングの最大の効果と言えるでしょう。特に高級車は光沢が命と言っても過言ではありません。

セルフクリーニング効果が得られる

ガラスコーティングの最後の効果はセルフクリーニング効果が得られるという事です。セルフクリーニング効果とは、雨が降ると汚れていた塗装面も自動的に汚れが流れ落ちやすくなります。その結果、洗車の頻度を抑えることが可能となるため洗車をする手間が省けるのも魅力の一つです。

ガラスコーティングの水弾きによる効果

ガラスコーティングは水弾きが主に3種類存在します。
❶親水効果
❷撥水効果
❸疎水効果

この3種類は水滴がどのように弾くのかを区分したものとなります。

コーティングの水弾き

上記のように塗装面に水滴が付着した際の接触角度によって分けられます。水弾きによって効果効能やメリット・デメリットがありますので詳しくはコーティングの3つの水弾きの解説記事をご覧下さい。

以上がガラスコーティングで得られる効果でした。次の章ではガラスコーティングの効果が高いコーティング5つをご紹介させていただきます。

効果が最も高いコーティングベスト5

車のガラスコーティングで最も高い効果ベスト5は下記の通りとなります。

 自己修復性膜厚持続性光沢水弾き耐薬品性耐熱性能耐擦り性施工価格
ファインラボヒールプラス10~12μ7年疎水25~35万
ファインラボヒールライト2~4μ5年疎水15~25万
CeramicPro9H×1層=2μ5年疎水10~30万
クォーツガラスコーティング×0.3μ3~5年親水5~10万
ハイモースコート×0.3μ3~5年撥水7~15万

ベスト1 ファインラボヒールプラス

ファインラボコーティング

ファインラボヒールプラスは先ほどお伝えした傷が消える画期的なコーティングシステムです。
ファインラボヒールプラスは塗装の表面に付着した微細な小傷の約70%を熱で復元する効果が得られます。※100%は復元できません。

熱で傷が消えるコーティング

上記の左側の画像はワイヤーブラシで塗装面に細かい傷を付着させたものです。傷がついた塗装面に熱を加えることで傷が自己修復する機能が働き付着した傷が消えました。
そして、ファインラボヒールプラスは傷が消えると同時に6層構造で塗装面に形成することで光沢にも優れた商品です。

傷が消えるファインラボヒールプラス

他のコーティングに比べ被膜の厚みは数十倍となり圧倒的な耐久性を持続させます。現在販売されているコーティングの中で最も効果が高い製品となります。

ベスト2 ファインラボヒールライト

ファインラボヒールライト

ファインラボヒールライトはヒールプラスに比べ傷の復元効果が約70%程となります。傷を復元する効果が高い製品を選ぶならヒールプラスが理想ですが、価格を少しでも抑えるならヒールライトが良いでしょう。

このコーティングも光沢や耐薬品性に優れるため塗装面の劣化を極限まで抑えることが可能な製品です。

ベスト3 CeramicPro9H

CeramicPro9H

CeramicPro9Hは最高被膜硬度9Hの硬いコーティング被膜を形成します。このコーティングは塗装面にスクラッチ傷などの微細な傷がつきにくいコーティングとなります。
CeramicPro9Hを10層施工した塗装面にライターの樹脂部分で擦っても傷が極端につきづらい効果が得られるため濃色車におすすめのコーティングです。

上記の動画のようにCeramicPro9Hは耐擦り効果に最も優れたコーティングシステムとなります。

ベスト4 クォーツガラスコーティング

クォーツガラスコーティング

クォーツガラスコーティングは吹付スプレーにてコーティングを塗布するため隅々までコーティングを行うことが可能となります。
また、親水効果により最もセルフクリーニング効果に優れたコーティングと言えます。
2000年に販売開始されてからロングセラー商品となります。

ベスト5 ハイモースコート

ハイモースコート

ハイモースコートの効果は超撥水性能による洗車時の汚れ落ちがよいという点です。
このハイモースは撥水効果が従来の撥水コーティングよりも長持ちしやすい商品です。

上記の赤いグラフはハイモースコートの撥水性能(水滴の接触角)となります。
青いグラフは他社製品です。
経てグラフは水滴の接触角度
横グラフは時間(日数)となります。

撥水性能が良好なハイモースコートは洗車時の手入れが楽になる効果が得られる商品です。

以上、コーティング業者の効果の高いコーティングベスト5でした。
次はDIYで出来るガラスコーティング剤ベスト3をご紹介します。

効果が高いDIYコーティングベスト3

効果が高いDIYコーティングのご紹介では、硬化型のガラスコーティング剤でお伝えします。

DIYコーティング ベスト1

親水ガラスコーティング剤

DIYコーティングで効果が高い商品ベスト1はSCHILD親水ガラスコーティング剤です。
この製品は親水タイプでセルフクリーニング効果に優れたコーティングです。完全硬化型のコーティング被膜を形成するため塗装面を強固に守ることが可能となります。
コーティングプロショップのIICが開発した高性能ガラスコーティング剤です。

SCHILD親水ガラスコーティング剤 25ml
親水ガラスコーティングは公式サイトで購入

DIYコーティング ベスト2

滑水ガラスコーティング

SCHILD滑水ガラスコーティング剤 25ml

滑水コーティングは公式サイトで購入

DIYコーティング ベスト3

撥水ガラスコーティング剤

SCHILD撥水ガラスコーティング25ml

撥水コーティングは公式サイトで購入

ガラスコーティングの効果を長く持続させる方法

ガラスコーティングを施工後はメンテナンスを行うことで長期間効果を持続させることが可能となります。
この章では、ガラスコーティングの効果を長く持続させるための方法をお伝えしていきます。

コーティングの効果を持続させるメンテナンス

ガラスコーティングを施工後は効果を長く保たせるためにメンテナンスを行うことをおすすめします。

このメンテナンスとは、コーティング表面に付着した汚れを取り除くメンテナンスです。このメンテナンスをマメに行うことで、コーティングの持続性を向上させたり、効果を長持ちさせることが可能となります。
では、具体的なメンテナンスについてお伝えしていきます。

自分で出来るコーティングメンテナンス

コーティングメンテナンスは自分でも行うことが可能となります。

コーティングの効果を高める

ガラスコーティング施工後の塗装面は汚れも付着しておらずとても綺麗な状態です。しかし、酸性雨や紫外線、黄砂、花粉、排気ガス、虫の死骸、鳥ふんなど様々な影響でコーティング被膜の上に汚れが付着してしまいます。

下記の画像のようにコーティング被膜に汚れが固着したり、コーティング被膜に汚れが侵食することもあります。
これらの汚れを取り除くのがメンテナンスの役割なのです。

コーティングメンテナンス

使用するのはコーティング専用メンテナンス剤を使用します。

上記コーティングメンテナンス剤は、ガラスコーティング施工車に使用可能な製品です。
コーティング被膜の上に付着した汚れを取り除きコーティング被膜を常に綺麗な状態に保ちます。

コーティングの効果を持続させるメンテナンス方法

❶洗車作業

メンテナンスクリーナー拭き取り作業

まずは塗装面に付着した汚れを洗車を行い取り除いていきます。

❷メンテナンスクリーナーの塗布

メンテナンスクリーナー

付属の専用スポンジにメンテナンスクリーナーを付着させます。

❸塗り込み

自分で出来るメンテナンス剤

優しく縦横均等に塗り込んでいきます。この作業を行うことでコーティング被膜と塗装面の汚れを取り除くことが可能となります。
洗車では取れない汚れや軽度なシミ汚れも取り除ける商品です。

メンテナンスクリーナーの施工方法の動画はこちら

効果を高めるためにコーティングの2度塗り

ガラスコーティングを2度塗りすることも効果を上げるためのポイントです。
コーティング施工後、2時間程乾燥させた後に、2層目を塗布することでコーティング被膜が多重層となり効果効能を最大限引き出すことが可能となります。

2度塗りする際にはコーティングがムラにならないように注意しながら作業を行いましょう!

まとめ

ガラスコーティングの効果には様々なものがあります。

傷が復元する効果が得られるコーティングや傷がつきにくいコーティングなど様々です。
また、コーティングの種類によって効果は異なりますので、どんな効果を得たいのかを明確にしてコーティングを選ぶようにしましょう!

この記事を読んで愛車のコーティング施工が満足いくものになれば幸いです。